2008年06月12日

パン作りを例えるなら…

あるパン職人は言った。
パン生地は、子どもを育てるようなものだと。
はじめはべとべとまとわりついていた生地が、ていねいにでもしっかりと捏ね鍛えあげていくと、ある時すーっと手離れがよくなる。
これがこねあげのサイン。
いつの間にか、やわらかい中にも腰が生まれている。

これから先の工程は、決して手を加え過ぎる必要はない。
最も重要なのは、育つ環境を整えること。
そして程よく見守ること。

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あるパン屋さんは言った。
丹精こめて作ったパンをお店にならべ、一つまた一つと売れていくのは、娘を嫁に出すような気分だと。

嫁ぎ先では、どのような出会いがあるのだろう。
ある時は、忙しい朝食のテーブルに。
ある時は、子どものおやつに。
またある時は、受験生の夜食になるかもしれない。
あるいはワインの伴として、チーズと一緒に洒落込むかもしれない。

パンが置かれたそこに温かい空気が流れるか最後まで気になると。

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私は思う。
パン作りを音楽に例えるなら
作り手はさながらオーケストラの指揮者。
タクトをカードに持ち代えて、
もちろん楽譜(レシピ)は山ほどあるけれど
各材料をどのように配合し、混ぜ合わせるかは自分次第。
そして、出来上がりをイメージしながら、各パートの力を最大限引き出すよう、精一杯こねて。丸めて。寝かせて。
素材のパワーを借りているのだなと心から思う。

私にしか執れない世界に一つだけの協奏曲(コンチェルト)。
今日も焼き上がり。

BREADathome

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posted by ちい at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | パン雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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