2008年04月18日

そしてバターはなくなった

パンやお菓子作りを愛好する者にとっては、結構深刻なバター不足が続いています。

もはや「最近、バターどうしてる?」なんて、挨拶代わり(かな?)。

でも、スーパーでは牛乳は以前と変わらず特売もしてるし、生クリームもヨーグルトも消費者としてはさほど手に入りにくくなったな〜という実感はない気がします。チーズもしかり。

同じ乳製品なのに、、、なぜ?

2-7.gif



調べてみると、そこから日本の食料自給問題が垣間見えてきます。

J-milkの牛乳乳製品の需要と消費量によると、牛乳や乳製品の消費は徐々に年々減退してきています。

その要因としては、先のデータからは、少子化による学校給食への供給量減がよみとれます。

また、 牛乳の消費減退に関する調査報告によると、太る飲み物というイメージ・食生活の変化(外食の増加、朝食をとらないなど)・ペットボトルの普及等々、さまざま考えられるようです。 

そういえば、私も以前こちらの本を読んで、牛乳を子どもに飲ませるのをためらった時期もありました。今は気にしていませんがね〜。

そんな時代背景のなか、2006年には深刻な「牛乳余り」から、農林水産省の指導のもと生産調整(減産)が進められました。

酪農家の方が牛乳を捨てているテレビ映像は当時ショッキングで、今でも脳裏に焼きついています。

そこに次のような負の連鎖が。

新興国(中国など)の消費拡大

原油価格の上昇からバイオ燃料のあおりで、飼料となる穀物価格の値上がり

豪州の干ばつでオーストラリア産バターの生産量が減少

世界的な生乳価格の高騰

一部食品メーカーが輸入から国産へ切り替えたため、国産の在庫減が加速

そして、
生産された生乳は、飲用の牛乳・生クリーム・ヨーグルトなど利幅の大きいものが優先的になり
バターの生産は後回し⇒バターが店頭から消える!?

いったん減産(牛の処分)されてしまったものは、急に増産はできず・・・。

まさに覆水盆に返らずな状態ですね。

mono11.gif



2002年農林水産省試算によるカロリーベースでの日本の食料自給率は40%。バターの国内自給率は20%。さてさて、この数字は高いのか低いのか。

因みに、他先進国の食品自給率は、フランス130%、アメリカ119%、ドイツ91%、英国74%・・・。

バターに限らず、あらゆる食品で同様の事態はいつでも起こり得ると考えていた方がよさそうですね。


あ〜小麦粉も値上がり傾向にありますし、パン作り人にとっては、生きにくい世の中になってきましたねぇ。


i24.gif



参考:
『減産計画の失敗で生乳不足 バターが店頭から消える日 (J-CASTニュース 2008/3/25)
『バターが店頭から消える? 給食メニュー変更も』(asahi.com 2008/03/13)
社団法人日本酪農乳業協会 




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posted by ちい at 15:30| Comment(2) | TrackBack(0) | パン雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本格的に、お店からバターの姿がなくなってきましたね〜(;>_<;)
バターなんていつもお店にあるものだと思っていたのに。。。
アタくしはバターを見かけるとつい買ってしまいます^^;

楽しいパン作りも、なかなかムツカシクなってきてしまいますね(;>_<;)

Posted by DONchan at 2008年04月18日 23:51
>DONchanさん
コメントありがとうございます〜。
いやー、ほんとに。
バターは、いつもそこにあるものだと思ってましたねぇ。
トイレットペーパーのように。

それでもやめられないパン作り(^^;)
Posted by ちい at 2008年04月20日 23:20
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